「パソコンで作ったので、見た目は整っているはずです」
「PDFにして送りました。それで十分ですよね」
こんにちは、めくると申します。中小企業で採用の仕事を10年以上担当し、今も毎月50件ほどの履歴書に目を通しています。
メールで届いた履歴書を開くと、端の文字が切れていることが意外とあります。
送った方の画面では、きちんと収まっていたのだと思います。ただ、PDFにした時点で用紙からはみ出し、そのまま届いてしまうのです。
作った画面と、届いた書類は、同じとは限りません。
データで送るときに起きやすいこと
紙で提出するときには起きないことが、データだと起きます。
- 右端や下端の文字が切れている
- 文字化けしている(記号や一部の漢字が別の文字になる)
- 最後のページが白紙のままついてくる
- 文の途中に、不自然な空白ができている
- 「有・無」の欄の◯が、ずれた位置にある
どれも、本人には見えていません。送った側の画面では、正しく表示されているからです。
それで落ちることは、ほとんどありません
端が少し切れていたというだけで、不採用になることはありません。
ただ、自己PRに書いた内容と食い違ってしまうことがあります。
もったいない例
自己PRに「正確さと几帳面さには自信があります」と書いてある。
送られてきたPDFは、右端の文字が切れていて、最後のページが白紙。送る前に見直さない人、もしくは、見直してこのクオリティであるという印象を与えてしまう。
書いてあることと、届いた書類の状態が合っていません。こうなると、せっかくのアピールが弱まります。
直した例
送る前に自分あてに送信してみて、開いて確認してから提出した。
書類がきれいに整っているので、自己PRの内容がそのまま信じられる。
ファイルの形式は、指定があればそれに従う
応募の案内に「ワード形式で」「PDFで」と形式の指定が添えられている場合があります。そのときは指定どおりにしてください。
何も書かれていなければ、PDFにして送るのが無難です。
ワードのまま送ると、相手のパソコンの環境やワードのバージョン違いによって、行の位置がずれてしまいます。PDFにしておけば、こちらで見た形のまま相手に届きます。
送る前の確認は、この順番で
作ったあと、そのまま送らないでください。3つの手順を挟むだけで、ほとんどの失敗は防げます。
1. 自分あてに送って、添付ファイルを開いてみる
いちばん簡単で、いちばん確実な方法です。受け取る側とほぼ同じ状態で中身を見られます。
2. スマホで作ったなら、パソコンでも開く
スマホの画面では正しく見えていても、パソコンで開くと崩れている場合があります。逆もあります。
家族のパソコンでも、職場以外の端末でも構いません。別の画面で一度見ることに意味があります。
3. 心配なら、印刷してみる
採用する側は、書類を印刷して読むことが多いです。コンビニのプリンターでも構いません。
紙に出すと、画面では気づかなかったずれや白紙のページが、はっきり分かります。
ファイル名は、分かりやすくつける
| もったいないファイル名 | 分かりやすいファイル名 |
|---|---|
| 無題.pdf | 履歴書_山田花子.pdf |
| document1.pdf | 職務経歴書_山田花子.pdf |
| 新規ファイル(2).pdf | 履歴書_山田花子_20261009.pdf |
採用する側は、応募者ごとにファイルを保存して管理しています。 「無題.pdf」が何人分も届くと、そのたびに名前をつけ直すことになります。
小さなことですが、読み手に手間をかけさせない配慮ができる部分でもあります。普段の事務仕事でも必要なことですので、ファイル名をつける作業はぜひ習慣づけてください。
今日のチェックポイント
送信ボタンを押す前に、この6つを確認してみてください。
- 右端・下端の文字が切れていないか
- 文字化けしている箇所はないか
- 最後のページが白紙になっていないか
- 配偶者の「有・無」など、〇の位置がずれていないか
- ファイル名が「履歴書_氏名」のように分かりやすいか
- 自分あてに送って、一度開いて確認したか
データで送れるようになって、応募はずいぶん楽になりました。
そのぶん、確認の手間だけは省かないでください。 送ったあとでは直せません。


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