履歴書は手書きとパソコンどっち?事務職希望なら答えは決まっています

履歴書の基本

「手書きのほうが、やる気が伝わるのでしょうか」

「パソコンで作ったら、手を抜いたと思われませんか」

こんにちは、めくると申します。中小企業で採用の仕事を10年以上担当し、今も毎月50件ほどの履歴書に目を通しています。

事務の仕事を希望するなら、パソコンで作った履歴書を出してください。それ以外の仕事なら、どちらでも構いません。

応募先によって答えが変わる話なので、順にお伝えします。

事務の仕事を希望するなら、パソコンで

理由は、その履歴書が応募先の仕事と地続きだからです。

事務の仕事は、パソコンで文字を打ち、体裁を整えて印刷する場面の連続です。パソコンで作られた履歴書が届けば、文字を打って印刷するところまでできる人だと、書類の時点で伝わります。

自己PRの欄でパソコンスキルを説明するより、実物が届くほうが早く伝わります。

逆に、事務職の求人に全て手書きの履歴書が届くと、採用側は「パソコンは苦手なのかもしれない」と考えます。実際には使えるのに、そう受け取られてしまうのはもったいないことです。

事務職以外なら、どちらでも構いません

製造、介護、接客、清掃など、パソコンを日常的に使わない仕事の場合、手書きかパソコンかで判断されることはありません。

判断の材料になるのは、そこではありません。これまでどんな仕事をしてきたか、どのくらいの期間続けてきたか、通える場所にお住まいか。読むのは中身のほうです。

手書きのほうが書きやすいなら手書きで、パソコンのほうが慣れているならパソコンで構いません。

字のうまさは、見ていません

手書きをためらう理由として、「字に自信がない」という声をたまに聞きます。

字がきれいかどうかで、判断することはありません。 応募書類は書道の作品ではありませんし、入社後の仕事で美しい字が求められる場面も、そう多くはありません。

大事なのは、うまさではなく読みやすさのほうです。

  • 丁寧に書こうとした跡があるか(文字の止めやハネができている、略字で書いていないかなど)
  • 枠からはみ出さずに収まっているか
  • 行が傾かずに並んでいるか

急いで殴り書きした履歴書は、字のうまい下手とは別のところで読みにくくなります。ゆっくり丁寧に書けば、それで十分です。

文字を書くのが苦手な方は、細いボールペンで書かず、太めのペンで書くことをおすすめします。0.5mmが標準ですが、0.7mmを選ぶのもいいと思います。0.7mmだと細かく小さい字は書けませんが、文字だけで力強さを表現できます。

書くことがまだあまりない方は、太めのペンで文字を大きめに書くと、履歴書が埋まりやすくなっていいでしょう。

0.3mm以下のペンだと、文字が弱々しく見えて、頼りなさ・自信のなさという印象を与えてしまいます。細いペンで書いている方は、ペンを買い替えてみましょう。

色は必ず黒を選んでくださいね。

鉛筆や消えるペンを避けたい理由は、こちらの記事にくわしく書きました。

手書きを選ぶときに気をつけたいこと

手書きで出すと決めたなら、2つだけ気にしてください。

1. 行が斜めにならないようにする

自己PRや志望動機の欄は、罫線がないことがあります。何も目印がないまま書き始めると、行の終わりが下がっていきがちです。

定規を当てて薄く線を引き、それに沿って書くと、行がそろいます。書き終えたら、ペンのインクがよく乾いているのを確認し、線は消しておいてください。インクが乾ききる前に消そうとすると、インクが消しゴムでこすれて汚くなってしまいます。

2. 時間がかかることを計算に入れる

手書きは、思っているより時間がかかります。1枚に1時間近くかかることもあります。

困るのは、書き上げるのに数日かかって、応募そのものが遅れてしまうことです。

応募が早い人から順に書類を見ていく会社は、珍しくありません。人数が集まった時点で受付を締め切ることもあります。特に人気求人の場合、応募が殺到して早めに求人の掲載が終わることもありえます。

丁寧に書こうとした結果、応募に間に合わなかったというのは、大変もったいない終わり方です。

もったいない例
手書きで丁寧に書こうと決め、土日にまとめて作ることにした。
書き上がったのは翌週の水曜日。応募しようとしたら、求人がもう出ていなかった。

直した例
求人を見つけた日にパソコンで作り、その日のうちに応募した。
内容を見直す時間も取れて、結果として落ち着いた書類になった。

事務職への応募でとくに気をつけたい点は、こちらの記事でお話ししています。

パソコンで作ると、応募先ごとに書き分けられる

パソコンで作るいちばんの利点は、同じものを一から作り直さなくていいことです。

履歴書の中で、応募先ごとに変えるべき部分は決まっています。

  • 志望動機
  • 自己PRの中で、どの経験を前に出すか
  • 日付と、宛先の会社名

手書きだと、この数行を変えるために全部を書き直すことになります。パソコンなら、その部分だけを直して印刷できます。

書き分けができると、志望動機の中身が変わります。 使い回しの文章ではなく、その会社に向けた言葉になるからです。採用側が読んで違いを感じるのは、まさにここなのです。

パソコンやスマホで作る手順は、こちらの記事で紹介しています。

今日のチェックポイント

ご自分の応募先を思い浮かべて、この5つで確認してみてください。

  • 事務職に応募するなら、パソコンで作っているか
  • 事務職以外なら、自分が書きやすいほうを選べているか
  • 字のうまさを気にして、応募をためらっていないか
  • 手書きなら、行が傾かないように工夫したか
  • 書き上げるのに時間がかかって、応募が遅れていないか

手書きかパソコンかは、気持ちの問題ではありません。応募先の仕事に近いほうを選ぶ、それだけのことです。

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