「1行丸々書き間違えた。最初から書き直すのは、さすがにつらい」
「修正テープできれいに直せば、分からないのでは?」
こんにちは、めくると申します。中小企業で採用の仕事を10年以上担当し、今も毎月50件ほどの履歴書に目を通しています。
修正テープや修正液で直した跡は、受け取った側にはまず分かります。
書類を手に取って読むので、直した部分はどうしても目に入ります。同じ場所を何度も直している履歴書では、テープが重なって、そこだけ盛り上がっていることもあります。
修正液も同じです。テープより目立たないのでは、と考える方もいますが、採用する側から見れば、どちらも直した跡に変わりはありません。
数文字直してあるだけで、落とすことはありません
これまでの経歴が応募先の仕事に合っていれば、数文字の修正はほとんど関係ありません。 読む側が見ているのは、あくまで中身です。
ただ、次のような場合は、書き直しをおすすめします。
- 応募先の仕事の経験が少ない
- 少しでもいい印象を持ってもらいたい
経験で勝負しにくいときほど、書類の丁寧さが印象に残ります。
気をつけたいのは、日付と「1行まるごと」の修正
数文字の修正より、ずっと気になる直し方があります。
履歴書の提出日付の欄や、1行まるごとを修正テープで直してある履歴書です。
日付は、提出する日に合わせて書く欄です。そこが直してあると、「前にほかの会社へ出そうとした履歴書を、日付だけ変えて出してきたのかな」と読めてしまいます。
1行まるごとの修正も同じです。志望動機の一文や職歴の行がそっくり直してあると、別の応募先に向けて書いたものを流用しているように見えます。
実際には書き間違えただけかもしれません。それでも、受け取った側にはその事情は分かりません。
もったいない例
日付の欄に修正テープ。その上から、今日の日付が書いてある。
志望動機の2行目も、1行まるごと修正テープで直してある。
直した例
新しい用紙に書き直し、日付は提出する直前に記入した。
直した跡がないので、この会社のために用意した書類だと伝わる。
二重線と訂正印で直すのは?
書き間違えたときの直し方として、よく耳にするのが「二重線を引いて訂正印を押す」方法です。一般的な書類では、正式な訂正のしかたとされています。
ただ、採用する側から見ると、書き直した履歴書のほうが印象はいいです。二重線も訂正印も、直した跡であることに変わりはないからです。
少し大変ですが、手書きで間違えたときは、新しい用紙に書き直してください。
手書きで書き間違いを減らすコツ
手書きで出す場合は、書き始める前のひと工夫で、書き直しの回数を減らせます。
1. 別の紙で下書きをしてから清書する
いきなり履歴書の用紙に書き始めると、途中で言い回しを変えたくなったときに困ります。一度別の紙に書いて、文章を決めてから清書すると、書き間違いがぐっと減ります。
2. 日付は、提出する直前に書く
日付を先に書いてしまうと、提出が延びたときに直すことになります。日付の欄は空けておき、郵送する日や持参する日に書き入れてください。
3. 用紙は多めに用意しておく
用紙が1枚しかないと、書き間違えたときに「このまま出してしまおう」と考えがちです。予備があれば、迷わず書き直せます。
下書きに鉛筆を使ってよいかどうかは、こちらの記事で触れています。
いちばん確実なのは、パソコンかスマホで作ること
書き間違いの心配をなくしたいなら、パソコンやスマホで作って、印刷してしまうのがいちばん早い方法です。
作り方の流れは、次のとおりです。
- パソコンなら履歴書のテンプレート、スマホなら履歴書作成アプリを使って入力する
- できあがったものを、データで保存しておく
- コンビニのコピー機で印刷する
コンビニでは、USBメモリにデータを入れて持ち込むか、スマホからデータを送って印刷できます。紙は、コンビニの普通紙で問題ありません。
データで作っておけば、書き間違えても画面の上で直すだけです。修正テープを使う場面そのものがなくなります。
次に応募するときに、手直しして使えるのも便利なところです。 ただし、日付・応募先の会社名・志望動機は、応募のたびに必ず見直してください。前の会社向けの内容が残ったまま出してしまうと、手書きの修正テープ以上に目立ってしまいます。
手書きとパソコンで迷っている方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
今日のチェックポイント
ご自分の履歴書を、この6つで確認してみてください。
- 日付の欄を、修正テープや修正液で直していないか
- 1行まるごと直してある箇所がないか
- 同じ場所を何度も直して、テープが盛り上がっていないか
- 経験が少ない応募先なら、書き直した履歴書を出しているか
- 手書きの場合、日付は提出の直前に書いたか
- データで作った場合、日付・会社名・志望動機を今回の応募先に合わせたか
書き直しは、面倒に感じると思います。
でも、その一枚をきれいに仕上げる手間は、読む側にきちんとした印象を与えます。


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